
カリフラワー栽培で発生しやすい病害虫。
それら症状の特徴と防除方法をまとめています。
目次

病気
カリフラワーに発生しやすい代表的な病気と、その対策・予防法をまとめています。
黒腐病(くろぐされびょう)
葉の縁にくさび形で黄色の病斑ができます。
黒斑細菌病(こくはんさいきんびょう)
葉に水浸状の病斑が生じ、拡大して黒褐色に。その周囲は黄変します。
細菌性の病気なので、発病株は抜き取って処分、土壌消毒しておきます。

軟腐病

根こぶ病
茎葉がしおれては回復を繰り返し、根に大小のこぶができます。
その他の病気
害虫
カリフラワーに発生しやすい代表的な害虫と、その対策・予防法をまとめています。
アオムシ(モンシロチョウ)


緑色の細かい毛がうっすらと生えた小さなイモムシが、葉を食害します。
コナガ

ハスモンヨトウ

茶色でイモムシ状の幼虫が葉を食害します。
その他の害虫
病害虫予防のポイント
カリフラワー栽培で病害虫を予防するためのポイント。
連作障害
同じ科の野菜を同じ場所で続けて栽培すると、土壌中の成分バランスが偏って、病気や生育不良になりやすくなる「連作障害」。
カリフラワーは連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を1〜2年あけるようにします。
コンパニオンプランツ
違う種類の野菜を混植することで、病害虫を抑えたり生長を助けるといった良い影響が出る「コンパニオンプランツ」。
カリフラワーと相性のいい野菜には次のようなものがあります。
肥料過多に注意
肥料過多だと、アオムシ、アブラムシ、コナガ、ヨトウムシなどの害虫がつきやすくなります。
また、元肥が多すぎると茎葉ばかりが茂って花蕾ができにくくなるので、定期的な追肥で調整しましょう。
