農業を仕事にしたい!と、新規就農/脱サラ就農を目指す人は読んでおきたい、オススメの農業ビジネス本をまとめています。
就農に向けて
実際に就農に向けて何をどうすれば良いか、その手引きが纏められた本。
農業入門 「農」をシゴトにしよう!
就農して成功するために必要な5つのステップ。ケース・スタディも多数。

週刊ダイヤモンド気合の一冊。
農業で仕事してみたいなと思ったら、この本1冊読むとだいたいわかる。
経験ゼロから新規就農での成功事例、技術と経営力で稼いでる農家たち、レジャー感覚で楽しむ農業、グリーンツーリズムやNPO、ネットワーク化による農業・農村活性化の取り組み事例など。
数多くのケース・スタディが掲載されており、農業への夢が膨らみます。
5ステップ!農ビジネスの始め方では、各種統計で農業の現実を示した上で、独立就農して成功するために必要なアクションが纏められています。
現実的に新規就農はそう甘くないな、と分かる一方で、チャンスは無限大だなとワクワクする。そんな農業入門書です。
絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業
ミガキイチゴを生み出した著者が教える、成功する(失敗しない)ための新規就農本。

ガイアの夜明けにも出演されていた注目の起業家とあって、よくある成功本の一つかなと思っていたのですが違いました。
非常にわかりやすくまとめられている、新規就農を支援するための本です。
成功体験に基づいて「これをマネしてやれ」というものではなく、「考える手順がわかり、自分で考える」ことができるようになります。
著者はMBA取得者でもあるので、経営・戦略的な視点も入った成功メソッド。
農業経営のヒント
農業経営に関するノウハウがまとめられた書籍。
農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ
大淘汰時代の小さくて強い農業とは?
農業に関する様々なウソや誤解に丁寧に反論し、これからの日本の農業のあり方を考える

挑発的な表紙ですが、中身は至極真っ当な意見。日本の農業の問題点を分かりやすく説明されています。
農業に関係ない人も知っておいて欲しい内容。農業従事者には経営のヒントもちらほら。
小さくて強い農業をつくる
「キレイゴトぬきの農業論」の著者が贈る、21世紀型農家の生き方指南。
実際の現場をどういった感じでまわしているのか、1日のタイムスケジュールやマネジメント、(ちょっとした)IT活用ノウハウなど、参考になることが多い。

脱サラ就農で、多品目栽培、直販スタイル、あたらしい有機農業の旗手として注目を集める久松農園代表の著書。
失敗談もろもろ含め、自身の経験談、効率化ノウハウ、実際の現場の1日のスケジュールなど、新規就農を考えているなら参考になること多く読んでおきたい一冊。
考え方、生き方に共感する所も多く、趣味農家にとどまってる私も、見習わなければと背中を押された感じがします。
小さい農業で稼ぐコツ
自称「日本一小さい専業農家」の著者が、小さい農業だからこそのメリットを活かしたノウハウを惜しげもなく公開。

労働力1.5人の家族経営で耕地面積30aというサイズは、うちもそうですが小規模農家のよくある形。
そこで売上げ1200万円の収入600万円を無理なく稼いでいることに驚きます。
本書ではそのノウハウが具体的に紹介されており、効率よく・畑を無駄なく使う野菜つくり、加工の技、売り方のコツなど、ここまで公開していいんですか?という内容です。
直販・通販で稼ぐ! 年商1億円農家
直売所・通販で直販するためのノウハウ集。そのまま真似したくなる実践的内容。

直販で成功している有名なメロン農家さんが、そのノウハウを惜しみなく公開しています。
内容はオーソドックスなんですが、自身の体験をもとにした実践的な内容なので、そのまま真似したくなるところも。
作って売る農家になるのに、参考になる一冊。
最強の農起業!
年間60日の営業で年収2000万円を稼ぐブルーベリー観光農園。
元デンソー社員が効率化・生産性から出した成功の秘訣は、「無人栽培」「観光農園」「IT集客」。

元デンソー社員というだけあって合理的な経営をされており、年間60日の営業で年収2000万円を稼ぐ驚きの高収益モデル。
その経営戦略がわかりやすく書かれており、脱サラ就農を考えているビジネスマンなどは特に参考にしたい一冊。
農業のマーケティング教科書
生産者目線をいかにして消費者目線に変えるか?
食と農の繋ぎ方を考える、農業マーケティングのテキスト。

味では負けない、品質には自信がある、技術では負けない。だけど、売れない、儲からない、うまくいかない。
そういった農家さんは本書を読むと、ハッとした気付きが得られると思います。
消費者の関心は農産物そのものではなく、その商品が自分にとってどのような価値があるのか。だから単に売り込もうとしてもうまくいかない。
必要なのは消費者を惹きつけ、食と農を繋ぐこと。そのためのキーワードがマーケティング。
アグリビジネス
農業でのビジネスチャンスを見つけるのに、現在の課題や最新動向は押さえておきたい。
アグリジャーナル
次世代農業の担い手たちに向けた、ライフスタイルとビジネスの最新情報を扱う無料のフリーマガジン。季刊誌(年4回)。
最新技術を取り入れた農業経営の事例や6次産業化のアイデア、マーケット動向から、トレンドの農業ウェアやアイテムまで、スタイリッシュに紹介しています。
紙媒体のものは、各自治体、農協、農業法人、農業大学校、各種イベントで配布されており、雑誌のオンライン書店「Fujisan.co.jp」では、無料の電子書籍として読むことができます。
東京農業クリエイターズ
都市農業ベンチャー・ビジネスの指南書。
東京で貸し農園や幅広い農サービスを提供されている著者が、そのノウハウを惜しげもなく公開されています。

私も都市郊外にある小さな田んぼと畑を引き継ぐ身として、どういった形に活用していこうかと模索しているなか、本書を読んでぼんやりとイメージが湧いてきました。
農作物を作るだけが農業ではなく、農を軸にしたサービスの可能性は無限大。
代々受け継いできた農家だからこそ持つ複合的資産とその価値をしっかり見出して活用していきたいなと思います。
図解 よくわかるスマート農業
IoTやAIなどを活用した「スマート農業」が実用段階となり、農業のイノベーションが加速している。
スマート農業の現状と活用方法について分かりやすく解説している入門書。

スマート農業の現状と活用方法が分かりやすくまとまっていて、興味ある方は最初の一冊にオススメ。
自分もIT出身なのでとても興味ある分野。うちは小規模なのでコストに見合わないけど、趣味の範囲でいろいろ試したい。
全国農業図書
また、国と農業者を繋ぐ架け橋である「全国農業会議所」も、数多くの書籍を出版しています。
中でも、「新規就農 実現への道。~ナビゲーションブック~」は、全国新規就農相談センター協力のもとで纏められた、新規就農のためのガイドブックになっています。
この本は一般の書店では購入することができず、こちらのリンクからの注文になります。(図書コード「23-02」で検索)