カリフラワーの栽培方法・育て方のコツ

カリフラワーの栽培

家庭菜園の初心者の方向けに、カリフラワーの栽培方法を写真とイラスト付きでまとめています。

カリフラワー栽培の特徴、栽培時期、栽培手順・育て方のコツ、発生しやすい病害虫と対策など。

カリフラワー栽培の特徴

カリフラワー栽培の様子

種類 科目 好適土壌pH 連作障害
カリフラワー アブラナ科 6.0〜6.5 あり:輪作年限2〜3年

カリフラワーは「ブロッコリー」の改良品種で、栽培方法はほぼ同じですが、株間を少し広めにとって外葉をのびのび育て、株自体を大きくするのがポイント。

カリフラワーの花蕾は日が当たると黄ばんでしまうため、花蕾を葉で覆って遮光することで真っ白に仕上げます。

また、白色以外にも、黄色、オレンジ、紫など、さまざまな色の品種があります。

栽培のポイント
  • 過湿に弱いので水はけの良い場所に定植する
  • 株間を広めにとって植え付ける
  • 花蕾がついたら外葉で覆って直射日光を防ぎ、純白に仕上げる

カリフラワーの栽培時期

カリフラワーの栽培時期・栽培スケジュールは次のようになります。

カリフラワーの栽培時期・栽培スケジュール

春まきと夏まきの年2回つくることができますが、育てやすいのは夏まき・秋冬採りです。

上記は目安です。地域や品種により異なるので参考程度として下さい。

カリフラワーの栽培方法

カリフラワーの栽培方法は、次のような流れになります。

種まき・育苗

カリフラワーの種まき
カリフラワーの発芽
カリフラワーの育苗

9cmポットに3〜4粒ずつ種をまき、軽く覆土して、たっぷりと水をやります。

発芽したら段階的に間引いて1本立ちにし、本葉5〜6枚になるまで育てます。

ポット苗は、そのまま暖かい環境で育てます。

⇛ 庭やベランダで作る簡易な育苗ハウス・ビニール温室

育苗のポイント
  • 日光には充分当てるが、高温になりすぎないよう換気に注意
  • 夜に水分が多いと徒長の原因になるため、水やりは朝に行う

土作り

カリフラワーは排水性と保水性がいい肥沃な土壌を好みます。

堆肥と元肥を鋤き込んで耕し、株間45cmを確保して、少し高めの畝を立てます。

土壌が酸性だと「根こぶ病」が出やすくなるので、石灰を入れてpH調整しておきましょう。

pHは6.0〜6.5が目安です。

肥料

栽培期間を通じて肥料が効いている必要がありますが、リン酸が不足したり、窒素が多すぎたりすると、茎葉ばかりが茂って花蕾ができにくくなります。

肥料には、「ボカシ肥」や「マイガーデンベジフル」のようなバランスのとれた配合肥料がオススメです。

植え付け

定植期のカリフラワーの苗
カリフラワーの植え付け

本葉5〜6枚まで苗が育ったら畑に定植。

株間45cmで植え付けます。

定植の前にポットごと水につけて吸水させておくか、定植後たっぷりと水をやります。

連作障害・コンパニオンプランツ

カリフラワーは、連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を2〜3年あけるようにします。

また、アブラナ科野菜のカリフラワーには、「モンシロチョウ」や「コナガ」の幼虫が寄生して葉を食害します。

そこで「コンパニオンプランツ」として、これらが嫌うキク科の野菜(シュンギクレタスなど)を近くに植えることで、害虫がつくのを防ぐ効果があります。

防虫ネットを掛ける

定植したら、アオムシヨトウムシなどの害虫を防ぐために、防虫ネット/寒冷紗でトンネルを掛けておきます。

カリフラワーに防虫ネット

花蕾が食害されるとその跡が変色し、見た目が悪くて売り物になりません。

食害されて変色したカリフラワー

追肥・土寄せ

カリフラワーの追肥
カリフラワーの土寄せ

株を十分に育てると品質が向上するので、追肥を施して外葉をしっかり育てます。

苗を定植してから2週間後、株間に追肥して土寄せをします。

さらに2週間後、2回目の追肥と土寄せをします。

花蕾を保護する

主枝の頂部に花蕾がついてきます。

カリフラワーに花蕾ができ始める

白色品種の場合、直射日光や霜で花蕾が傷んで黄ばんだりするため、外葉を束ねて花蕾を保護します。(または、外葉を数枚折り取って、花蕾の上にのせて覆います。)

カリフラワーの外葉を束ねて花蕾を保護

こうすることで、真っ白なカリフラワーが収穫できます。

収穫

カリフラワーの収穫
収穫したカリフラワー

株の頂点にできた「花蕾(つぼみ)」が直径15〜20cmになったら収穫します。

収穫は、下葉5〜6枚を付けて切り取ります。

収穫が遅れると、花蕾の表面がざらつき隙間ができて味が落ちます。また、色付きの品種は退色してしまうため、採り遅れないようにしましょう。

尚、「ブロッコリー」と違い、カリフラワーはわき芽の収穫はできないので、中心の花蕾を採ったら終わりです。

発生しやすい病害虫

カリフラワーに発生しやすい代表的な病害虫と、その対策・予防法をまとめています。

病気

萎黄病(いおうびょう)

片側の葉が黄化し、生育不良で奇形になります。

⇛ 萎黄病の症状と対策・予防法

黒腐病(くろぐされびょう)

葉の縁にくさび形で黄色の病斑ができます。

⇛ 黒腐病の症状と対策・予防法

軟腐病(なんぷびょう)

暗緑色で水浸状になり、軟化して独特の悪臭を放ち腐敗します。

⇛ 軟腐病の症状と対策・予防法

根こぶ病

茎葉がしおれては回復を繰り返し、根に大小のこぶができます。

⇛ 根こぶ病の症状と対策・予防法

害虫

アオムシ(モンシロチョウ)

カブの畝で見つけたアオムシ(モンシロチョウ)

緑色の細かい毛がうっすらと生えた小さなイモムシが、葉を食害します。

⇛ アオムシ(モンシロチョウ)の特徴と対策・予防法

コナガ

体長10mmほど、淡緑色の幼虫が葉を食害します。

⇛ コナガの特徴と対策・予防法

ハスモンヨトウ

ハスモンヨトウ(ヨトウムシ)

茶色でイモムシ状の幼虫が葉を食害します。

⇛ ヨトウムシの特徴と対策・予防法