栽培中の野菜の様子がおかしいと思っても、症状から原因を特定するのは難しいもの。
そこで便利なのが、カメラで撮影した写真・画像から病害虫診断を行なってくれるスマホアプリ。
スマホカメラで撮った写真をアップロードするだけで、病害虫の特定と有効薬剤などの対処法がわかります。
目次
主な病害虫診断アプリ
- ガーデンドクターAI(家庭菜園向け)
- レイミーのAI病害虫雑草診断(農家向け)
- 病害虫診断 EXPESTS(農家向け)
- ガーデニングのお悩み解決 ホットライン(家庭菜園向け)
他にも同様のサービスはいくつかありますが、私自身が使っているものをピックアップしています。(いずれのサービスも利用無料)
ガーデンドクターAI
住友化学園芸が運営する「ガーデンドクターAI」。
病害虫の画像診断サービスは対象の植物がまだ少ないことがあるのですが、ガーデンドクターAIは野菜(31種類)から果樹(12種類)、花、観葉植物、庭木まで、多くの植物を網羅しています。(2023年8月11日時点)
また、診断結果から有効薬剤を教えてくれるのですが、さすが家庭園芸用の薬品トップシェアメーカー、幅広い商品ラインナップで様々な症状に対応できます。(住友化学園芸のストア )
私もよく利用していますが、家庭菜園向けで一押しのサービスです。
レイミーのAI病害虫雑草診断
日本農薬株式会社が運営する「レイミーのAI病害虫雑草診断」。
診断対象は水稲から始まり、現在は15種類の作物に対応しています。(2023年8月11日時点)
診断結果に対する有効薬剤には、自社を加えた6社の農薬メーカーが連携して農薬情報を提供。農家向けのサービスになっています。
病害虫診断 EXPESTS
住友化学が運営する「病害虫診断 EXPESTS(エクスペスツ)」。
診断結果に対する有効薬剤は、農業資材購入サイト(日本農業システム)にリンクし、選択した農薬を購入することができます。
ガーデニングのお悩み解決 ホットライン
アース製薬が運営する「ガーデニングのお悩み解決 ホットライン」。
先述の2つと異なり、スマホアプリの「LINE」で写真かメッセージを送れば回答してくれるというもの。(AIではなく、担当者が一つ一つ答えているんだとか。)
写真だけではわからないこともフリーワードで細かく伝えられるので、じっくりと相談することができます。
ただ、有効薬剤として紹介されるのは主に自社製品になるかと思いますが、商品ラインナップが少し弱いかもしれないですね。(アース製薬のストア )