農家が選ぶ!農業や食にまつわるオススメ漫画まとめ

"農"にまつわる漫画

農家・野菜ソムリエの私が「これは面白い!」と感じた、”農”にまつわるオススメ漫画を厳選して紹介します。

リアルな農作業、食の知識、命と向き合う現場など、農に関心のある方にぴったりな作品ばかりです。完結済みの作品も多いので、ぜひ一気読みしてみてください!

農業

百姓貴族

「鋼の錬金術師」の荒川弘が、実体験を元に描く農業エッセイ漫画。

酪農一家で育った作者が、牛の出産や過酷な農作業、農家ならではの苦労と笑いをユーモアたっぷりに紹介。農業のリアルが楽しく学べます。

やまむ
やまむ

実家が北海道の農家という著者、なのでスケールがデカイ。

農家あるある的な内容で、ケタケタ笑いながら全巻読破。笑いだけでなく、食べ物の豆知識も盛り込まれており、タメにもなります。

アニメ化されてます

銀の匙 Silver Spoon

こちらも荒川弘による農業青春漫画。

進学校から農業高校に進学した八軒勇吾が、動物の命と向き合いながら成長していく物語。酪農・畜産・農作業など農業のリアルが丁寧に描かれ、命や働くことの意味を考えさせられる作品です。

やまむ
やまむ

面白くて大人買い。

農業に関わっていない人にも面白いと思います。農業従事者なら尚更。

アニメ化されてます

青果市場

うちのダンナは野菜バカ。

青果市場で働く“野菜オタク”な夫との日常を、妻がコミカルに描くエッセイ漫画。

野菜への深すぎる愛とこだわりに振り回されながらも、笑って暮らす夫婦の姿が微笑ましい。野菜の知識も自然と身につく一冊です。

やまむ
やまむ

農業従事者なら知っておきたい、青果市場の世界。勉強になることばかりです。

野菜や果物の豆知識も満載で、ケタケタ笑いながら読めます。超面白い。

八百森のエリー

青果市場で働く新人“仲卸”エリーが、個性豊かな仲間たちとともに奮闘するお仕事漫画。

農家と小売店をつなぐ重要な存在「仲卸」のリアルな仕事ぶりを描きながら、野菜や果物の魅力もたっぷり伝わる一作です。

やまむ
やまむ

「うちのダンナは野菜バカ。」と同じ舞台で、そのキャラクターも登場します。

前作は4コマ漫画のエッセイでしたが、今作はストーリーがあるのでさらに読み応えあり。

相変わらずキャラクターも面白くて、笑いながら楽しく読めます。もちろん役立つ知識も満載。

食と農

もやしもん

菌が「見える」大学生・沢木が、農業大学で仲間たちと過ごす日々を描く異色の発酵系キャンパス漫画。

酵母や細菌が擬人化されて登場し、発酵食品や微生物の知識が楽しく学べる。笑いと学びが共存する人気作です。

やまむ
やまむ

昔チラッと読んだことあったけど、農業かじりだしてから再読してハマった。

とにかく菌の絵が可愛いくて、読んでるとその魅力にどっぷり浸かります。梅雨時にパンにカビ生えたの見たら、今までと見方が変わりそう。

実際コレ読んで農学に興味持った人も多いんだろなと思ったり。

有機農業やりながら、実は肥料の発酵とかあまり理解できてなかったんですが、、これを機にちゃんと勉強しようと思います。

アニメ化されてます

リトル・フォレスト

都会を離れ、東北の山村で自給自足に近い生活を送る若い女性・いち子の日々を描く物語。

畑仕事や手料理、季節の移ろいとともに静かに綴られる暮らしは、心に染みるリアルさ。農と食と向き合う丁寧な生き方が魅力の一冊。

やまむ
やまむ

スローフード、ロハス、田舎暮らしと聞くと、少し前に流行ったファッション的なモノを感じますが、この作品は本来のソレで、自然と共に生きている姿が描かれています。とっても素敵な漫画。スローフードのレシピ本にも。

映画化されてます

あきたこまちにひとめぼれ

秋田の米食堂「こまち」で働く女子高生・秋田小町が、全国各地のブランド米の魅力を熱く語るグルメ漫画。​

各品種の特徴や炊き方、相性の良いおかずなど、五ツ星お米マイスター監修のもと、実践的な米知識が満載。​読むと白ごはんが食べたくなる一冊です。

やまむ
やまむ

ヒロインの「毎日食うのにどうしてこだわらねぇんだべ?」が突き刺さりました。

美味しいお米の炊き方、おかずとの相性で選ぶお米の品種など、いろいろ勉強になります。

狩猟

山賊ダイアリー

現役猟師・岡本健太郎が描くリアル狩猟エッセイ漫画。

シカやイノシシを獲り、解体し、食べるまでの過程が淡々と描かれ、ジビエの世界に自然と引き込まれる。命と向き合いながら“食べる”を見つめ直す一冊です。

やまむ
やまむ

猟師さんの試行錯誤や、ジビエ料理がとにかく旨そう。

いつか狩猟体験したい。イノシシ鍋食べたい。

罠ガール

農業高校に通う女子高生・朝倉かのこが、狩猟免許を取得し、有害鳥獣の捕獲に挑むお仕事系青春漫画。

くくり罠や箱罠の仕組み、駆除の意義、命との向き合い方などを丁寧に描きつつ、女子高生の日常もほのぼの展開。ジビエや地域の現状に興味が湧く一冊。

やまむ
やまむ

罠猟免許を持つ女子高生?と思いながら、読んでみるとキャッチーでいろんな雑学を知ることができます。

大切に育てた農作物が野生動物に食べられると本当に凹みます。対策してもイタチごっこ。

この本読んで興味が湧き、しっかり勉強して罠猟免許をとってやろうかと思案中。