有機農業の背景と実態から、うちの方向性を考え中

今年の1月から、社会人向け週末有機農業学校「マイファームアカデミー」で勉強しています。

第1回目の授業で受けた有機農業の概要を振り返り、うちの方向性をぼんやりと考えてみました。

有機農業とは

農作物を育てるにも、いろいろな方法があります。(農法の違い

その1つである有機農業は、「農薬や化学肥料を使用せず、自然の仕組み活用する農法」で、人にも環境にも優しいのが特徴。

一方で、農薬や化学肥料に依存する近代農業では、人体や環境への影響、土の疲弊、農業廃棄物の問題などがあります。

そして、消費者の安全・安心指向の高まりもあって、ここ数年で有機農業が広がってきています。

有機農業の現状と今後

有機農業が広がってきたといっても、国内の有機農業生産量の割合はたった0.18%、有機農家数の割合はたった0.47%しかないそうです。

他にもいろいろと興味深いデータが載っているので、興味ある方は参考にどうぞ。

→ NPO法人MOA 平成22年度有機農業基礎データ作成事業報告書

また、有機食品は、有機JAS規格の認定を受けていないと、「有機」「オーガニック」などと表示することは禁止されており、その認定を受けるのがエライ大変なんだとか。。

有機JASマーク

平然と掲げている無人直売店とかよく見かけるんだけど、消費者にとって、この規格自体の認知度があまり高くないんでしょうね。私も知らなかったし。

→ 有機JAS

有機食品購買動機

有機食品の購買動機には、次の2種類があります。

  • アメリカ型:健康、安全、おいしい、という利己的要因
  • ヨーロッパ型:理念に共鳴、環境負荷が少ない、という社会性・公共性の利他的要因

で、日本の消費者はアメリカ型だそうです。これはなんとなく納得。

また、実際に有機食品がいくらなら購入したいか?という回答は、一般農産物の1.2倍までなら買う。という意見が最も多いのだそう。

生産者からすると、その価格ではちょっと厳しいのではという印象を受けました。コストわかってないのでなんとなくですが。

有機農家はリテラシーが高い

また、有機農家の特徴は、学習意欲や経営感覚などのリテラシーが高く、積極的な姿勢の人が多いのだそうです。

消費者や小売との直接取引が多く、価格決定力をある程度もっているというのも、こういった姿勢で取り組んでいるからなんでしょうね。

GAP(Good Agricultural Practice)について

農業にも、こういった管理制度があるのをはじめて知ったのですが。

GAPとは、「工程管理に基づく品質保証」の考え方を農業現場に導入したもので、食品事故などの問題を農場が起こさないよう未然に防ぐ農場管理の手法。

その日本向けに対応したものが、JGAPというもの。

JGAP

この認定を受けることで、生産者は「信頼出来る農場」をアピールできますが、ノウハウが表に出るのを嫌がる農家さんも多いのだとか。

私個人的には、食品を扱う上でこういった管理は必要だと思うし、差別化も図れると思うのでポジティブに考えます。

→ JGAP

ぼんやりと考える方向性

TPPやらなんやらで、安価な輸入農作物は増えてくると思うので、何かしらの差別化を図らないといけない。

また、それに伴い、食の安全・安心というのはより重要視されていく、もしくは、2極化されていく。

上記は個人的観測ですが、それを踏まえ、食の安全・安心から付加価値を創出していきたいなと。

もともとうちで野菜を作っているのは、私も含めたうちの家族のアトピー体質を体の中から改善していければいいな、という想いもあるので。

そのためにも、有機農業ベースの農法+JGAP認証を目指していきたいなと、ぼんやりと考えています。(ちなみに、今は減農薬でやってます)

また、有機農業は手が掛かるというイメージですが、理想の形になれば、実は合理的で手間が掛からなくなっていくもの、と期待しています。

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