オクラの病気と害虫

オクラ栽培で発生しやすい病害虫。

それら症状の特徴と防除方法をまとめています。

病気

オクラに発生しやすい代表的な病気。

葉の表面に褐色の小斑点を生じ、やがて黒褐色～褐色、円形～不整形の病斑（中央部は灰褐色）となります。

発病した葉はなるべく取り除くようにします。

播種後、発芽不良になります。発芽しても、茎の地ぎわ部が褐色に変色して細くくびれ、やがて倒伏して枯れてしまいます。

オクラに発生しやすい代表的な害虫。

体長1〜2mmの小さな虫が葉裏や茎、果実に群棲し、吸汁加害します。

成虫がつぼみや果実を吸汁加害します。

被害株は生育不良になります。

乳白色の幼虫が葉肉の中から葉を食害し、葉の表面に絵を描いたような白い筋状の食痕を残します。

体長20mmほど、緑色をしたイモムシ状の幼虫が葉を巻いて、中に潜んで葉を食害します。

体長35〜40mm、緑の体色に黄色の縦線、黒斑点が特徴の毛虫状の幼虫が、葉を食害します。

アズキノメイガ	体長20mm〜25mm、淡褐色のイモムシが茎に入り込み食害します。
ウリノメイガ	体長25mmほどの緑色をしたイモムシ状の幼虫が、葉や花を食害します。（別名：ワタヘリクロノメイガ）
オオタバコガ	イモムシ状の幼虫が、茎や果実に潜り込んで食害します。
ハスモンヨトウ	夜間にイモムシ状の幼虫が葉を食害します。

MEMO

植物の様子がおかしいと思っても、症状から判断するのは難しいもの。

そんな場合は、写真から自動で病害虫診断してくれるサービスもあります。