センチュウ(線虫)被害の特徴と対策・予防法

土の中にすむ糸状の虫が根を腐らせたり葉を枯らせる「センチュウ(線虫)」類。

センチュウ被害の特徴と、対策・予防法をまとめています。

センチュウ被害の特徴

センチュウが発生しやすい野菜
イチゴ、インゲン、キュウリサツマイモショウガニンジン、など

細長い糸状で体長0.5〜2mm、土の中を移動して根に寄生するセンチュウ(線虫)。

根がセンチュウに寄生されると、草丈の短小、葉色の減退・しおれ、枯れるといった症状が発生し、成長が遅くなったり収穫量が減少したりします。

また、被害にあった植物の根を見ると、ネグサレセンチュウでは根の腐敗が、ネコブセンチュウではこぶ根や根の分岐、シストセンチュウでは卵がつまった袋が形成されます。

センチュウの対策・予防法

対策

センチュウに代表される土壌病害虫は、かかってしまうと薬剤散布の効果もあがらないため、発生を防ぐことが大切です。

発生してしまった場合は、土壌消毒が効果的です。

また、米ぬかを畑に鋤き込むことで退治することもできます。

センチュウには植物寄生型センチュウと自活型センチュウがあり、野菜栽培に問題となるのは植物寄生型。

米ぬかをまくと乳酸菌が繁殖し、それを餌に自活型センチュウが増えます。米ぬかの分解と自活型センチュウの排泄により、土中のアンモニア濃度が高くなり、アンモニア耐性が低い植物寄生型センチュウが減ります。

予防法

予防としては、土壌環境のバランスを崩さないように、連作をしないことが大切です。

また、センチュウを抑制し、害虫を忌避する効果を持っている「マリーゴールド」を植え付けるのも効果的です。

より高い効果を得るには、センチュウ対策用に販売されている品種がオススメです。

他に、「石灰窒素」を利用した防除方法もあります。

石灰窒素には殺虫作用があり、作付け前に全面散布します。センチュウは地中で卵の状態で越冬し、その間は薬剤が効きにくいので、春〜秋のあいだに施用すると効果が高まります。

殺虫剤としての効果が得られた後は、窒素肥料に変わるため、施肥量には注意しましょう。

MEMO
石灰窒素は、センチュウをはじめとする病害虫の防除、窒素肥料、酸性土壌の改良などの効果を併せ持っています。