ラッキョウの栽培方法・育て方のコツ

ラッキョウ栽培

家庭菜園の初心者の方向けに、ラッキョウの栽培方法を写真とイラスト付きでまとめています。

ラッキョウ栽培の特徴、栽培時期、栽培手順・育て方のコツ、発生しやすい病害虫と対策など。

ラッキョウ栽培の特徴

ラッキョウ栽培の様子

種類 科目 好適土壌pH 連作障害
ラッキョウ ネギ科 5.5〜6.0 連作可能

ラッキョウは、中国原産のネギ科(ユリ科)の野菜。

独特の風味が人気で、ラッキョウの塩漬け、甘酢漬けなどの保存食になります。

ラッキョウは非常に丈夫で土壌の適用範囲も広く、やせ地でも十分育つため、栽培は簡単です。

葉が青いうちはエシャレットとして若採りが可能。

名前が似ているので混同しますが、エシャレットはラッキョウの若採り、エシャロットは小型玉ねぎの一種で別物です。

また、掘り上げたラッキョウは、乾燥保存すれば種球になります。

栽培のポイント
  • エシャレットを収穫する場合は深植えにする
  • 収穫せずにもう1年育てると小粒だが収穫数が増える

ラッキョウの栽培時期

ラッキョウの栽培時期・栽培スケジュールは次のようになります。

8月下旬頃に植え付け、翌年6月〜7月頃が収穫時期です。(エシャレットは3月〜4月頃収穫)

ラッキョウの栽培時期・栽培スケジュール

上記は目安です。地域や品種により異なるので参考程度として下さい。

ラッキョウの栽培方法

ラッキョウの栽培方法は、次のような流れになります。

種球の準備

ラッキョウの種球

ラッキョウの種球は、8月頃になると種苗店やホームセンターで販売されます。

土作り

ラッキョウは、日当たりと排水のいい場所を好みます。

植え付け3週間前に堆肥を、2週間前に石灰を入れて耕しておきます。

pHは5.5〜6.0が目安です。

その後、植え付け1週間前に元肥を入れ、株間15cm、畝幅40cmほどを確保して畝を立てておきます。

肥料

ラッキョウはやせ地でも育つため、肥料はそれほど多く必要としません。(追肥で調整可能)

肥料には「ボカシ肥」や「マイガーデンベジフル」のようなバランスのとれた配合肥料がオススメです。

植え付け

種球を1球ずつばらして、芽(尖った方)を上にして浅植えにします。

ラッキョウの種球
ラッキョウの種球を芽を上にして植える
ラッキョウの植え付け

ラッキョウは株分かれして育つので、株間は10〜15cmほどあけるようにし、3cmほど覆土して鎮圧。植え付け後はたっぷりと水を与えます。

また、浅植えすると丸いラッキョウになりますが、細長いエシャレット(若採り)にする場合は、覆土5cmほどの深植えにします。

連作障害・コンパニオンプランツ

ラッキョウは連作障害が出にくいため、同じ場所での連作が可能です。

追肥・土寄せ

ラッキョウの追肥
ラッキョウの土寄せ

2月〜3月頃に葉色が悪ければ、株元にボカシ肥などを追肥します。勢いがよければ追肥は不要です。

また、根が伸びると、ラッキョウは地面の上に押されて出てきます。根元に光が当たらないように、土寄せをして育てることで、緑色になるのを防ぎ、白いラッキョウを収穫することができます。

収穫

収穫時期は6月下旬頃。地上部の葉が枯れ始めたら収穫します。

収穫期のラッキョウ
スコップでラッキョウを掘り上げる
ラッキョウの収穫
収穫後に根と茎を切り落としたラッキョウ

収穫は、スコップで掘り上げて行います。

ひとつの種球で8〜12個くらいのラッキョウが採れますが、ここで収穫せずにもう1年育てると、実の締まった小粒のラッキョウが30個以上収穫できます。

尚、ラッキョウは収穫後に根と茎を切り取っても成長を続けるため、塩漬けや甘酢漬けなどにする場合は、すぐに調理するようにしましょう。

若採りするとエシャレット

若採りラッキョウのエシャレット収穫

3月〜4月頃、葉が青いうちに若採りすると、エシャレットとして収穫することができます。

ラッキョウほど香りやクセが強くなく、沖縄の島ラッキョウのように生のままで食べられます。

発生しやすい病害虫

ラッキョウに発生しやすい代表的な病害虫と、その対策・予防法をまとめています。

病気

ウイルス病

葉に黄緑色の筋状の斑点や黄緑色と緑色のモザイク症状が現れます。

原因ウイルスをアブラムシやアザミウマが媒介します。

⇛ ウイルス・モザイク病の症状と対策・予防法

さび病

オレンジ色の楕円形で、やや膨らんだ小さな斑点ができます。

⇛ さび病の症状と対策・予防法

軟腐病(なんぷびょう)

葉身基部の地ぎわ部が軟化し腐敗します。

⇛ 軟腐病の症状と対策・予防法

害虫

ネギアブラムシ

体長1.8〜2mm、黒色で小さな虫が葉に群がって、吸汁加害します。

ウイルス病のウイルスを媒介するため、注意が必要。

⇛ アブラムシの特徴と対策・予防法

ネギアザミウマ

体長1〜2mmの小さな成虫や幼虫が葉を食害して、かすり状の白斑にします。

ウイルス病のウイルスを媒介するため、注意が必要。

⇛ アザミウマの特徴と対策・予防法