スズメガ|被害の特徴・生態と防除方法

スズメガ被害の症状と対策・予防法

スズメガ」は、植物の葉を食害して生育を妨げる大型の蛾の幼虫です。

本記事では、被害の特徴から生態、効果的な防除方法までを写真付きで解説します。

被害の特徴

イモムシ状の幼虫が葉を食害します。

老齢幼虫は体長8cmにもなる大型イモムシで、尻尾に角上の突起があります。

中・老齢幼虫の摂食量は多く、一晩のうちに葉を食い尽くされているなんてことも。

スズメガ類は種類が多く、種類によって幼虫が食べる植物が決まっています。

スズメガが発生しやすい野菜
MEMO

畑には似たイモムシが多いので、種類の特定にはこちらが参考になります。

生態

年に1〜3回の発生。

土の中で蛹の状態で越冬し、6月頃に成虫が発生。古い葉に1個ずつ産卵し、幼虫は成熟すると地表に落ちて繭を作り、その中で蛹になります。

防除方法

対処法

ヨトウムシ」のように大量発生することなく、発生個体数も少ないので、被害株を中心に探して、見つけたら手で捕まえて駆除します。

予防法

窒素過多の野菜につきやすいので、適切な施肥を心掛けましょう。

成虫を見かけたら、産卵されていないか葉裏を確認し、卵があったら取り除いておきましょう。

エビガラスズメの成虫
エビガラスズメの成虫
MEMO

植物の様子がおかしいと思っても、症状から見分けるのは難しいもの。

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