ソラマメ(そら豆)栽培で発生しやすい病害虫。
それら症状の特徴と防除方法をまとめています。
病気
ソラマメに発生しやすい代表的な病気。
赤色斑点病
葉の表面・裏面、茎に赤褐色の斑点ができます。
斑点の内部は淡褐色でやや凹み、チョコレート色のドーナツ型の病斑となることで、チョコレート斑点病とも呼ばれます。
糸状菌(カビ)による伝染性の病気で、発病株は抜き取って焼却処分します。
農薬を使う場合は、総合殺菌剤の「ファンタジスタ顆粒水和剤」などが有効です。
モザイク病
葉がモザイク模様となったり、株が萎縮することもあります。
原因ウイルスをアブラムシが媒介します。
その他の病気
害虫
ソラマメに発生しやすい代表的な害虫。
アブラムシ
ソラマメにつくのは主に次の3種類。
- マメアブラムシ・・・体長0.5〜1.5mm、黒色
- ソラマメヒゲナガアブラムシ・・・体長1〜3mm、濃い緑色
- エンドウヒゲナガアブラムシ・・・体長1〜3mm、薄い緑色
ナモグリバエ
体長3mmほどの乳白色の幼虫が葉肉の中から葉を食害し、葉の表面に絵を描いたような白い筋状の食痕を残します。
ネキリムシ
体長4cmほどのイモムシ状の幼虫が、地ぎわで茎を噛み切ります。
その他の害虫
ミナミキイロアザミウマ | 葉に体長1〜2mmの小さな成虫や幼虫が寄生し、吸汁加害します。 |