
春の食卓でおなじみの香味野菜「浅葱(あさつき)」。
もともとは日本の山野に自生していた「山草」がルーツで、その繊細な見た目の中に、野の恵みとしての力強さを秘めています。
今回は、そんな浅葱の魅力を最大限に引き出す、シンプルながら最高の食べ方を紹介します。
浅葱(あさつき)の特徴
浅葱(あさつき)の特徴は、シャキシャキとした小気味よい「食感」です。香りは上品で繊細、辛みはキリっとシャープなのが持ち味。
もともと日本の山野に自生していた「山草」がルーツで、山菜としても扱われることがあり、繊細ながらも力強い風味を秘めています。
この特徴は、他のねぎと比べるとよく分かります。
- 浅葱(あさつき)
食感と上品な香りが主役。シャキシャキ感を活かし、薬味や和え物で料理にアクセントを加えるのが得意です。 - 万能ねぎ(小ねぎ)
風味のバランスが良く、しなやかで万能。ラーメンのトッピングから炒め物まで、幅広い料理でネギの風味をしっかり加えます。 - 分葱(わけぎ)
強い甘みと、特有のぬめりが特徴。辛みが少ないため、酢味噌和え(ぬた)など、わけぎそのものを味わう料理に最適です。
アサツキの収穫時期は、春(3月~4月頃)と秋(10月~11月頃)です。
プランターでも簡単に栽培できるので、家庭菜園にもオススメです。

素材を活かすシンプルな食べ方
薬味として
シャキッとした歯ざわりと上品な香り、キリっとしたシャープな辛みで、最高の薬味に。
とろろご飯なんかにパラパラとかけると美味しいです。

たっぷりかけて、香りと辛味のアクセントに。
浅葱ぶっかけご飯
農学博士で有機農業の先生「西村 和雄氏」のお宅にお邪魔したときに教えて頂いたレシピ。
細かく刻んだ浅葱を、あつあつご飯の上にのせます。

鰹節をのせて、醤油をかけてできあがり。

え?と思う食べ方だと思いますが、めちゃめちゃ旨いんです。一度お試しあれ。
ごま油を絡めてご飯のお供に
ざっくりめに切った浅葱に、ごま油を絡めて胡麻をかけます。

これをご飯にのせて、かつお節をかけて食べると最高です。

とにかくご飯がすすむ一品です。