![pic15.jpg 3段重ね堆肥枠](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic15-1.jpg)
自家製堆肥を作る際に、あると便利な「堆肥枠」。
仕込みや切り返し作業がラクにできるよう、3段重ねで高さを変えられる堆肥枠を作ってみましたので、その作り方を紹介します。
必要材料
![pic01.jpg 3段重ね堆肥枠の必要材料](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic01-1.jpg)
必要材料は、次の通り。
- 塗装合板(12mm✕900mm✕1800mm)・・・2枚(約300mm✕900mmにカットして12枚に)
- 角材(35mm角、長さ1820mm)・・・2本(300mm長にカットして12本に)
- 木ネジ(長さ32mm)・・・72本
枠となる板には、耐水性のある塗装合板を用意します。
![pic02.jpg 耐水性の高い塗装合板](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic02-1.jpg)
今回は12mm厚のものを利用しましたが、10mm前後の厚みがあれば問題ありません。
角材には、教えて頂いたものは杉角材でしたが、なかったので赤松を利用しました。これも耐水性のある木材を利用した方が良いと思います。
![pic03.jpg 角材(杉の代わりに赤松)](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic03-1.jpg)
木ネジも錆びにくいステンレス製のものを用意。
![pic04.jpg 錆びにくいステンレス木ネジ](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic04-1.jpg)
これらをホームセンターの木材加工場に持っていって切断してもらいます。
![pic05.jpg ホームセンターで切断加工](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic05.jpg)
ものの15分ほどで、このようになりました。
![pic06.jpg 切断加工後](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic06-1.jpg)
掛かった費用は、材料代:3500円と、加工料:500円ほどでした。
あと、ある程度トルクのある電動ドリルがあると、作業がスムーズに行えます。(72本の木ネジを手で締めるのは相当キツイです)
電動ドリルがあれば、DIYや「しいたけ栽培」など他にも何かと使えるので、1つ持っておくと重宝します。
![原木しいたけの栽培方法](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2024/02/mushroom-160x160.jpg)
3段重ね堆肥枠の作り方
いよいよ堆肥枠の製作です。
まずは、角材を揃えて端から30mmのところに線を引いておきます。
![pic07.jpg 角材に目印を付ける](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic07-1.jpg)
これは合板に取り付ける際の目印となります。
堆肥枠をスムーズに重ねられるよう、角材の一角をハンマーで叩くか、ノコギリで切り落として斜めにしておきます。
![pic08.jpg 角材の一角をハンマーで斜めに潰す](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic08-1.jpg)
角材に付けた線に合わせて合板を置き(組み立てた時に塗装面が内側になるよう)、木ネジを打つ3ヶ所の位置にドリルで下穴をあけておきます。
![pic09.jpg ドリルで下穴を開ける](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic09-1.jpg)
こうすることで、スムーズに木ネジを打ち込むことができるようになります。
木ネジを打ち込んで固定します。
![pic10.jpg 木ネジで板と角材を固定](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic10-1.jpg)
クギで固定するのも良いのですが、堆肥作りで踏み固める際に、取付と逆方向に力が掛かるため、ネジで強固に固定している方が無難です。
![pic10_1.jpg 堆肥踏み固めで圧力掛かるのでネジで強固に固定](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic10_1.jpg)
同様に4枚の合板と4本の角材を木ネジで固定し、マス型に組み立てます。
![pic11.jpg マス型に組み立てる](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic11-1.jpg)
1段完成。
![pic12.jpg 堆肥枠1段が完成](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic12-1.jpg)
角材は、上30mmが飛び出し、下30mmがあいているようになります。
![pic13.jpg 積み重ねられるよう、角材はずらす](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic13-1.jpg)
飛び出した角材は、斜めに加工されている角が外側になります。
![pic14.jpg スムーズに重ねられるよう、角材の外側は斜め加工](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic14-1.jpg)
これを3段作れば完成です。
重ねると写真のようになります。
![pic15.jpg 3段重ね堆肥枠](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic15-1.jpg)
ずらした角材がぴったりとハマっています。
![pic16.jpg 角材はこのように重なる](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic16-1.jpg)
また、角材の角を斜めにしたことで、はめ込みもスムーズです。
こんな風に使う
水はけの良い平らな場所に堆肥枠の1段目を設置して、堆肥の材料を積んでいきます。
![pic17.jpg 段階的に重ねるので作業がしやすい高さ](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic17.jpg)
1段目の高さで足りなくなったら、2段目の枠を積み重ねます。
![pic18.jpg 高さが足りなくなると2段目を重ねる](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic18.jpg)
材料を積んでいく度に、上に乗って踏み固めていくので、高さが調整できる堆肥枠だと乗り降りしやすくてイイですね。
また、踏み固めることで掛かる圧力により、堆肥枠を重ねている隙間から若干材料がはみ出しますが、この程度なので許容範囲内です。
![pic19.jpg 接目から若干中身が押され出るが許容範囲](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/pic19.jpg)
堆肥を発酵させてる間は、このようにブルーシートなどで覆っておきます。
![仕込んだもみ殻堆肥をブルーシートで覆う](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2013/05/IMG_6025.jpg)
切り返し作業や、出来上がった堆肥を取り出す際には、上の段の枠を外して作業すれば楽チン。
外した上段を隣に置いて、堆肥をそちらに積み替えれば、まんべんなく切り返すことができます。
![上段を外して堆肥の切り返し作業](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6145.jpg)
手作りなので安価、組み立ても難しくないので、自家製堆肥を作るならお試しあれ。
![完成した籾殻堆肥](https://ymmfarm.com/wp-content/uploads/2013/05/momigara05-160x160.jpg)