自家製堆肥を作る際に、あると便利な「堆肥枠」。
仕込みや切り返し作業がラクにできるよう、3段重ねで高さを変えられる堆肥枠を作ってみましたので、その作り方を紹介します。
必要材料
必要材料は、次の通り。
- 塗装合板(12mm✕900mm✕1800mm)・・・2枚(約300mm✕900mmにカットして12枚に)
- 角材(35mm角、長さ1820mm)・・・2本(300mm長にカットして12本に)
- 木ネジ(長さ32mm)・・・72本
枠となる板には、耐水性のある塗装合板を用意します。
今回は12mm厚のものを利用しましたが、10mm前後の厚みがあれば問題ありません。
角材には、教えて頂いたものは杉角材でしたが、なかったので赤松を利用しました。これも耐水性のある木材を利用した方が良いと思います。
木ネジも錆びにくいステンレス製のものを用意。
これらをホームセンターの木材加工場に持っていって切断してもらいます。
ものの15分ほどで、このようになりました。
掛かった費用は、材料代:3500円と、加工料:500円ほどでした。
あと、ある程度トルクのある電動ドリルがあると、作業がスムーズに行えます。(72本の木ネジを手で締めるのは相当キツイです)
電動ドリルがあれば、DIYや「しいたけ栽培」など他にも何かと使えるので、1つ持っておくと重宝します。
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いよいよ堆肥枠の製作です。
まずは、角材を揃えて端から30mmのところに線を引いておきます。
これは合板に取り付ける際の目印となります。
堆肥枠をスムーズに重ねられるよう、角材の一角をハンマーで叩くか、ノコギリで切り落として斜めにしておきます。
角材に付けた線に合わせて合板を置き(組み立てた時に塗装面が内側になるよう)、木ネジを打つ3ヶ所の位置にドリルで下穴をあけておきます。
こうすることで、スムーズに木ネジを打ち込むことができるようになります。
木ネジを打ち込んで固定します。
クギで固定するのも良いのですが、堆肥作りで踏み固める際に、取付と逆方向に力が掛かるため、ネジで強固に固定している方が無難です。
同様に4枚の合板と4本の角材を木ネジで固定し、マス型に組み立てます。
1段完成。
角材は、上30mmが飛び出し、下30mmがあいているようになります。
飛び出した角材は、斜めに加工されている角が外側になります。
これを3段作れば完成です。
重ねると写真のようになります。
ずらした角材がぴったりとハマっています。
また、角材の角を斜めにしたことで、はめ込みもスムーズです。
こんな風に使う
水はけの良い平らな場所に堆肥枠の1段目を設置して、堆肥の材料を積んでいきます。
1段目の高さで足りなくなったら、2段目の枠を積み重ねます。
材料を積んでいく度に、上に乗って踏み固めていくので、高さが調整できる堆肥枠だと乗り降りしやすくてイイですね。
また、踏み固めることで掛かる圧力により、堆肥枠を重ねている隙間から若干材料がはみ出しますが、この程度なので許容範囲内です。
堆肥を発酵させてる間は、このようにブルーシートなどで覆っておきます。
切り返し作業や、出来上がった堆肥を取り出す際には、上の段の枠を外して作業すれば楽チン。
外した上段を隣に置いて、堆肥をそちらに積み替えれば、まんべんなく切り返すことができます。
手作りなので安価、組み立ても難しくないので、自家製堆肥を作るならお試しあれ。
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