今、私が実践中のライフスタイル「半農半X」。
農を楽しみ、X=天職を楽しむ。こんな生活もあるんだよ、というのを紹介します。
「半農半X」とは?
「半農半X」とは、この本の著書「塩見直紀」さんが提唱されたライフスタイル。
自ら米や野菜などの農作物を育て、安全な食材を手に入れる一方で、自分のやりたい仕事にも携わり、一定の生活費を得るバランスのとれた生き方。
お金や時間に追われない、人間らしさを回復するライフスタイルの追及です。
「半農半X」と「兼業農家」の違い
これって、兼業農家と何が違うの?と思いますが、簡単に言うと、
- 兼業農家・・・農業からの脱却
- 半農半X・・・農業への回帰
兼業農家はもともと農家の人が農業以外の収入を求める(農業からの脱却)のに対し、半農半Xは農業以外の仕事をしている人が農業に人間らしい生活を求める(農業への回帰)ことを指します。
いろんな形がある
半農半Xにはいろんな形があります。
料理家、豆腐屋、講師、NPO、蔵人、麻紙アーティスト、ペンションオーナー、歌手、Webクリエイター、プロスノーボーダー、Tシャツデザイナー、自転車店経営、アクセサリー作家、まちづくりコンサルタント、ゲストハウスオーナー、などなど。
この本では、そんな多様な半農半Xスタイルが紹介されています。
農とXが自然に溶け合うその姿。皆さんとっても良い笑顔をされているのが印象的です。
半農半サラリーマン
サラリーマンをしながら半農生活をし、作って食べて売って、お小遣い稼ぎまでされている方もいます。
美味しい野菜と、農作業による適度な運動、そして農作物を売って月10万円の副収入。
正直、週末農業だけで月10万円は現実的ではありませんが…サラリーマンでも半農生活はできるんです。
私の「半農半X」スタイル
私のXはITです。
IT関係の仕事をしつつWebメディアでの情報発信なんかをやってます。農は、兼業農家である実家の農作業を両親と一緒にやってます。
XではPCモニターと睨めっこして数字を追いかけたりばかり。農ではテレビやインターネットから遮断して土を触って汗を流す。
真逆のような組み合わせですが、心身共にバランスのとれた生活を送れていると思います。
何よりも汗を流した後に食べるご飯と、採れたて新鮮野菜が旨い。それだけで幸せ。
ちなみに、私の目指す農との関わりは、半自給自足というより、収入源の1つにするところまで目指してます。
また、農×ITをコラボできるような取り組みができればと模索中。こういうのが、半農半Xの強みであると思うので。
身近なところから
移住してまで本格的にやらなくても、まずはベランダや庭先から、もしくは市民農園を借りたりと、今の生活を維持できるところから始めてみるのが良いと思います。
市民農園(貸し農園)の特徴と探し方人それぞれ求める暮らしは違うと思いますが、こんなのもあるよ、ということで、半農半Xの紹介でした。
農的ライフスタイルに興味ある方は、こちらの本もオススメです。
農ある暮らしの実践に役立つ本