
農家や家庭菜園ならではの旬の味覚、「ニンジンの間引き菜」。
栄養豊富で捨てるのはもったいない、この貴重な食材を、根も葉も丸ごと美味しく食べきるための簡単レシピをご紹介します。
目次
ニンジンの間引き菜とは
ニンジンの間引き菜(まびきな)とは、ニンジンを育てる過程で間引かれた、いわば「若採りのニンジン」のことです。

畑にニンジンの種をまくとき、発芽しない可能性も考えて少し多めに種をまきます。こうして無事に芽が出そろった場所は密集してしまい、そのままにしておくと大きく育つことができないので、一部を抜き取る「間引き」という作業が欠かせません。

この時に抜かれたのが「間引き菜」です。 根の部分はまだ指先ほどの小ささですが、ニンジンの香りは一丁前。そして何より、この時期にしか味わえない、柔らかくて香り豊かな葉っぱが絶品です。
ここでは、そんなニンジンの間引き菜を、根も葉も丸ごと美味しく食べきるための簡単レシピをご紹介します。
レシピ
おかか炒め

- ニンジンの間引き菜・・・50g〜
- かつお節・・・半つかみ〜
- だし醤油 ・・・ 小さじ1〜
- みりん・・・ 小さじ1/2〜
作り方

よく洗った間引き菜を、沸騰したお湯でさっと茹でます。

葉は3〜4cm幅に、ニンジンは適当な長さに切ります。

フライパンを熱して油をひき、間引き菜を入れます。
油が回ったら、かつお節、だし醤油、みりんを入れてさっと炒めます。

できあがり。
かき揚げ

- ニンジンの間引き菜
- 天ぷら粉
- 揚げ油

葉は3〜4cm幅に、ニンジンは適当な長さに切ります。

天ぷら粉に水を入れて混ぜ、かき揚げの衣を作ったら、そこに1の間引き菜を入れて、衣を全体にまぶします。

鍋に揚げ油を入れて170℃に熱しておきます。
2をスプーンですくい入れ、サクッと揚げったら完成です。
ごま和え

- ニンジンの間引き菜 60g
- すりごま 小さじ1
- ★めんつゆ(4倍濃縮) 小さじ1
- ★ごま油 小さじ1
- ★砂糖 ひとつまみ

よく洗った間引き菜を、沸騰したお湯で茹でます。
まず茎の方からお湯に入れ、30秒ほど経ったら葉も加え、さらに1分ほど茹でます。

茹で上がったら冷水にとり、水気を絞って、3〜4cm幅に切ります。

ボウルに入れて、★の調味料を合わせ、すりごまを加えたら完成です。