トマト栽培では「雨除け屋根」を設置すると実割れや疫病を防ぐことができ、綺麗なトマトが作れます。
うちで利用している「雨よけハウス トマトの屋根 NT-18型」を紹介します。
過湿や降雨、泥はねに弱いトマト栽培
トマト栽培は過湿に弱く、降雨による泥ハネで土壌病原菌にも侵されやすい。特に、「疫病」という、雨によって伝播する病気はトマトに深刻な被害を与えます。
疫病(えきびょう)の症状と対策・予防法また、雨に当たるとトマトの実割れも起こりやすくなります。
これを防ぐには、畝にマルチシートや刈草・ワラを敷くのに加え、「雨よけハウス」を設置するのが効果的です。
また、トマトは葉や茎からも水を吸う性質があるため、雨が多い日本の夏で美味しいトマトを収穫するなら、雨よけハウスを設置して乾燥気味に育てるのがコツ。
特に大玉トマトは完熟するまで時間が掛かり、過失障害が出やすいので、梅雨時は特に対策しておきたいところ。
トマト・ミニトマトの栽培方法・育て方のコツ雨よけハウス トマトの屋根 NT-18型
そこで、うちで利用しているのは、必要な部材がワンセットになっている「雨よけハウス トマトの屋根 NT-18型」という製品。
パイプは錆びにくい亜鉛メッキスチールなので軽量で耐久性も抜群。ビニールも耐光性・耐久性に優れた農業用ビニールが使われています。
1人で簡単に設置可能
組み立ては埋め込み、簡単な部品接続になります。(写真は2つを繋げて設置)
支柱を挿して、トップの曲げ支柱を連結、支柱を横に渡して補強。これらは付属のフックで固定します。
最後にビニールを張って、付属のミニパッカーで要所を固定したら完成。
1本1本の部材も軽いので、1人でも難なく設置することができます。所要時間15分ほど。
トマト屋根のサイズ
サイズは、間口1.2m、奥行1.84m、高さ1.75m。トマトなら3〜4株を覆うことができます。
ただ、高畦をまたいで設置すると、高さがちょっと足りない感じ。
なので、低畝にして、支柱を刺す場所を畝と同じ高さにして利用しています。
また、幅も広いので、畝2列の合掌式支柱にしてもいけるかなと、来年はその形で設置予定。
防鳥ネットも張りやすい
トマトが熟して収穫期に入ると、カラスなどの野鳥に狙われやすくなります。
そのため、トマトの露地栽培では鳥害対策が必要になり、防鳥ネットを囲うための骨組としても丁度よく使えます。
パッカーにネットを引っ掛けて周囲を囲い、裾が広がらないように紐を通してクリップ。鳥害対策も完璧です(・ω・)b
台風には耐え切れず倒壊
しっかりとした作りにはなっていますが、台風などの強風時には注意が必要です。
うちでも一度、台風時に倒壊してしまった経験あり。
どのハウスも同じようなものですが、台風襲来時には応急的な補強、もしくはビニールだけ外しておくなどの対応は必要です。
とは言え、値段も手頃なので、美味しくて綺麗なトマトを収穫するのにオススメです。是非お試しアレ。