葉に灰白色の病斑ができる「白斑病（はくはんびょう）」は、糸状菌（カビ）による伝染病です。
本記事では、症状の見分け方から発生原因、効果的な防除方法までを写真付きで解説します。
被害症状
はじめに、葉の表面に灰褐色でぼやけた小斑点が発生します。
やがて病斑が2cm程度に拡大すると、灰白色に変色して破れやすくなります。
症状が重いと葉はしおれ、枯れてしまいます。
発生原因と伝染経路
病原菌は糸状菌（カビ）の一種。
雨が多いと多発し、さらに肥料不足だと被害が蔓延します。
防除方法
対処法
被害が出た葉は摘み取り、株全体に広がっている場合は抜き取って処分します。
病原菌の温床になるので、落ち葉や摘み取った葉はその場に残さないようにしましょう。
有効な薬剤（農薬）
薬剤防除に有効な農薬には、次のようなものがあります。
「STダコニール1000」は、葉が変色するタイプの広範囲の病気に効果がある総合殺菌剤です。
「GFベンレート水和剤」は、予防効果と治療効果を併せ持ち、広範囲のかび性の病気に効果がある殺菌剤です。
予防法
水はけと風通し、日当たりを良くします。
雨水による泥跳ねを防ぐため、マルチングを施すのも効果的です。
マルチシートの種類とマルチの張り方
また、栽培の間には肥料切れを起こさないように、適度な追肥を行いましょう。
MEMO
