アスパラガスの病気と害虫

アスパラガス栽培で発生しやすい病害虫。

それら症状の特徴と、対策・予防法をまとめています。

病気

アスパラガスに発生しやすい代表的な病気。

アスパラガスで最も被害の多い病気。

茎に褐色の斑点ができて、しだいに茎全体に広がり枯れてしまいます。

土中のカビが原因で起こる病気なので、マルチや敷きワラで泥跳ねを防ぎ、風通しよく、茎が混み合わないように管理しましょう。

参考リンク

雨によって被害が広がるので、雨よけ屋根することで降雨を避けながら安全に栽培できます。

茎枯病が出た株を残しておくと伝染源になるので、発生した株は株元から切り取って畑の外で処分しましょう。

予防としては土壌消毒も有効です。

農薬を使う場合は「ダコニール1000」などが有効です。広範囲の病気に防除効果をあらわす総合殺菌剤なので、1つあれば何かと便利です。

住友化学園芸

斑点病	茎・葉に赤褐色の病斑ができます。
紫紋羽病	葉が黄化し枯れます。地下の根や茎は腐敗し内部が空洞になります。

アスパラガスに発生しやすい代表的な害虫。

テントウムシのような色をした、赤い体に黒い水玉模様の甲虫。

収穫期に発生し、伸び始めた新芽や茎を食害します。

ネギアザミウマ	体長1〜2mmの小さな虫が葉を食害し、かすり状の白斑にします。
ハスモンヨトウ	幼虫が若い茎葉を食害します。
ヨモギエダシャク	シャクトリムシ状に動く幼虫が、新葉を食害します。

MEMO

植物の様子がおかしいと思っても、症状から判断するのは難しいもの。

そんな場合は、写真から自動で病害虫診断してくれるサービスもあります。