
農業を仕事にしたいと考えている方、新規就農や脱サラ就農を目指す方に向けて、実践的な知識や経営ノウハウを学べる農業ビジネス書を厳選して紹介します。
就農に向けて
実際に就農に向けて何をどうすれば良いか、その手引きが纏められた本。
農業入門 「農」をシゴトにしよう!
農業を「楽しみ、儲ける」ための実践的入門書。
週末農業から高収益経営まで、多様な就農スタイルと成功事例を紹介。自然と共に働きたい人や脱サラを考える人に向け、農業の魅力とビジネスとしての可能性を伝える一冊。

週刊ダイヤモンド気合の一冊。
農業で仕事してみたいなと思ったら、この本1冊読むとだいたいわかる。
経験ゼロから新規就農での成功事例、技術と経営力で稼いでる農家たち、レジャー感覚で楽しむ農業、グリーンツーリズムやNPO、ネットワーク化による農業・農村活性化の取り組み事例など。
数多くのケース・スタディが掲載されており、農業への夢が膨らみます。
5ステップ!農ビジネスの始め方では、各種統計で農業の現実を示した上で、独立就農して成功するために必要なアクションが纏められています。
現実的に新規就農はそう甘くないな、と分かる一方で、チャンスは無限大だなとワクワクする。そんな農業入門書です。
絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業
土地・資金・経験ゼロでも農業を始められる実践的ガイド。
著者の岩佐大輝氏が、自身の経験を基に、農業をビジネスとして成功させるための6つのステップや、よくある疑問への具体的な答えを提示。新規就農者にとって心強い一冊。

ガイアの夜明けにも出演されていた注目の起業家とあって、よくある成功本の一つかなと思っていたのですが違いました。
非常にわかりやすくまとめられている、新規就農を支援するための本です。
成功体験に基づいて「これをマネしてやれ」というものではなく、「考える手順がわかり、自分で考える」ことができるようになります。
著者はMBA取得者でもあるので、経営・戦略的な視点も入った成功メソッド。
農業経営
農業経営に関するノウハウやヒント。
小さくて強い農業をつくる
一流企業を辞めて就農した著者が、試行錯誤の末に築いた「小さくて強い農業」の実践記。
経営ロジックやIT活用、理想を追求する姿勢を通じて、補助金や大組織に頼らず自立する農業の可能性を示す。新規就農者や脱サラを考える人に向けた、生き方指南の一冊。

脱サラ就農で、多品目栽培、直販スタイル、あたらしい有機農業の旗手として注目を集める久松農園代表の著書。
失敗談もろもろ含め、自身の経験談、効率化ノウハウ、実際の現場の1日のスケジュールなど、新規就農を考えているなら参考になること多く読んでおきたい一冊。
考え方、生き方に共感する所も多く、趣味農家にとどまってる私も、見習わなければと背中を押された感じがします。
小さい農業で稼ぐコツ
30aの畑で年間50種以上の野菜を育て、加工・直売で年商1200万円を実現した著者が、小規模農業で安定収益を得るノウハウを紹介。
野菜作りから加工品製造、販路開拓、ファンづくりまで、家族経営で幸せに暮らすための実践的なヒントが満載。

労働力1.5人の家族経営で耕地面積30aというサイズは、うちもそうですが小規模農家のよくある形。
そこで売上げ1200万円の収入600万円を無理なく稼いでいることに驚きます。
本書ではそのノウハウが具体的に紹介されており、効率よく・畑を無駄なく使う野菜つくり、加工の技、売り方のコツなど、ここまで公開していいんですか?という内容です。
多品目少量栽培で成功できる!! 小さな農業の稼ぎ方
夫婦2人(または単身者+パート)で年商1000万円を目指す、多品目少量栽培の実践書。
作付カレンダーや出荷形態、直売所・レストラン向けの販売戦略まで、具体的な栽培・経営ノウハウを紹介。小規模農業での成功を目指す人に最適な一冊。

農業×野菜ソムリエの著者は「口に近いところまで持って行く」という考えで、私とイメージする形態が近く、実践的アドバイスがとても参考になりました。
直販・通販で稼ぐ! 年商1億円農家
北海道の零細農家を継いだ著者が、直販と通販を駆使して年商1億円を達成した実践記。
ダイレクトマーケティングを活用し、規模拡大せずに収益を上げるノウハウを紹介。農業経営における新たな可能性を示す一冊。

直販で成功している有名なメロン農家さんが、そのノウハウを惜しみなく公開しています。
内容はオーソドックスなんですが、自身の体験をもとにした実践的な内容なので、そのまま真似したくなるところも。
作って売る農家になるのに、参考になる一冊。
最強の農起業!
元デンソー社員が観光農園で年収2000万円を達成した実践記。
「無人栽培」「観光農園」「IT集客」の3本柱で、営業日60日でも高収益を実現。脱サラ起業や農業ビジネスに挑戦する人に向けた、効率的で持続可能な農業経営のヒントが詰まった一冊。

元デンソー社員というだけあって合理的な経営をされており、年間60日の営業で年収2000万円を稼ぐ驚きの高収益モデル。
その経営戦略がわかりやすく書かれており、脱サラ就農を考えているビジネスマンなどは特に参考にしたい一冊。
誰も農業を知らない
元コンサルタントの専業農家が、日本農業の現状と課題をリアルに描く。
大規模化や6次産業化の盲点、農薬や遺伝子組み換え作物への誤解を指摘し、現場目線での改革案を提示。既存の農業論に疑問を抱く人に新たな視点を与える一冊。

著者自身が現役プロ農家なので、現場目線で語られる内容には大きな説得力があります。
炎上こわくて言いにくいこともズバッと切ってくれていて、農家目線で痛快。
日本の農業の課題と向き合い、未来に向けた現実的なビジョンを持つための必読書です。
農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ
日本の農業に蔓延する「常識」を覆す一冊。
著者・久松達央氏が、零細農家の現状や農業政策の問題点を指摘し、持続可能な「小さくて強い農業」の在り方を提案。農業の未来を考えるすべての人に向けた実践的な指南書。

挑発的な表紙ですが、中身は至極真っ当な意見。日本の農業の問題点を分かりやすく説明されています。
農業に関係ない人も知っておいて欲しい内容。農業従事者には経営のヒントもちらほら。
アグリビジネス
農業でのビジネスチャンスを探すヒントに。
東京農業クリエイターズ
都市農業を舞台に、農業を軸とした新たなビジネスやコミュニティづくりを実践する「農業クリエイター」たちの取り組みを紹介。
著者自身の経験を基に、都市での農業起業のノウハウや可能性を具体的に解説した一冊。

私も都市郊外にある小さな田んぼと畑を引き継ぐ身として、どういった形に活用していこうかと模索しているなか、本書を読んでぼんやりとイメージが湧いてきました。
農作物を作るだけが農業ではなく、農を軸にしたサービスの可能性は無限大。
代々受け継いできた農家だからこそ持つ複合的資産とその価値をしっかり見出して活用していきたいなと思います。
図解 よくわかるスマート農業
IoT・AI・ロボットを活用した“デジタル化農業”の全体像を、図解でわかりやすく解説。
作業の自動化、データ管理、遠隔操作など、次世代農業の要素技術や導入事例を網羅。スマート農業の最新動向を学びたい人に最適の入門書。

スマート農業の現状と活用方法が分かりやすくまとまっていて、興味ある方は最初の一冊にオススメ。
自分もIT出身なのでとても興味ある分野。うちは小規模なのでコストに見合わないけど、趣味の範囲でいろいろ試したい。
全国農業図書
全国農業会議所が発行する「全国農業図書」では、農業委員や農業者、新規就農希望者に向けた実務的な書籍を幅広く提供しています。
農業政策、農地制度、経営管理、税務、労務管理、農業法人化、農業者年金制度など、農業に関する多岐にわたるテーマをカバーしており、特に新規就農者向けのガイドブックや技術検定対策本などが充実しています。
これらの書籍は、農業の基礎知識から実践的なノウハウまでを網羅しており、農業を始める際の強力なサポートとなります。